前から読みたかった本でした。
どうして読みたかったのかと言うと、資本主義に振り回されて幸せじゃない人、実は多いのでは?って疑問だったからなんですね。
以前から資本主義は次のフェーズに移りつつある…みたいな話はありましたが、そのヒントが欲しかったのです。
海土町にはショッピングモールどころかコンビニもない。もちろんアマゾンでクリックすれば物は届くけれど、時間がかかる。
だから物の貸し借りや物々交換が頻繁に行われているし、お互いを支えることが当たり前になっている。
加えて、そんな環境だからかみんな必要以上に稼ぐことをしない。
表現は変かもしれないけど、彼らはなんというか、「確信を持ってのんびりしている」人たちだった。
中略
もちろん都会には都会の良さがあるけど、同時に仕事に追われ、物欲を追い続ける毎日に疲弊したり、いつまでたっても安らぎを得られなかったりする人も、たくさんいる。
海土町には充実感や安らぎはあれど、そんなバタバタはない。都会の良い面も悪い面も見てきた僕にとっては、もしかして彼らこそが人生の勝ち組なんじゃないかとすら思えた。
田舎から都心部に引越して来て思うのですが、都会は便利で発展している反面、色々な面で競争が激しいですね。
お店も一々美味しいし、住んでいる人のファッション意識・美意識も高いし、サービスもすごいんですけど、、、
住んでいる側からすると、いやぁ疲れる…。
上を目指したい人が集まって、比較して、高めあってる。
みたいな感じですね。
仕事を覚えるにはもってこいの環境かもしれないですが、精神的には消耗しますね。。
予約もいっぱいだとか。
なので、将来は田舎に戻りたいなぁと思っています。
ささやかな助け合いから生まれる小さな物語が、クラウドファンディングの現場では日々、誕生している。
グローバル経済や商業主義、会社、学校などの既存の大きな仕組みを「大きな経済圏」と呼ぶならば、
個人レベルでつながりを持ち、支え合うコミュニティを僕は「小さな経済圏」と呼びたい。
そして、この「小さな経済圏」こそが、何かと生きづらくなった現代で、新しい生き方の鍵を握っているのだ。
家入さんは、クラウドファンディングであるCAMPFIREを運営されていますが、クラウドファンディングを通して、資本主義の中での「生き方の選択肢」を増やしたいと言われていました。
昨今、色々な価値観が増えています。
今までは皆、一つの価値観で、みたいな所が強かった気がしますが、それが、色々な生き方があって良いのかな、みたいな感じになっていくのかなと思っています。
また、なって欲しいなと思っています。