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【書評】ゴールデンゴールド 著者:堀尾省太

面白い漫画に出会いましたので感想と紹介を…。

ゴールデンゴールドという作品です。

※ネタバレあります。

掲載雑誌はモーニングで、マンガ大賞2017」の7位になった漫画ですね。

今は2巻まで発売されています。

 

こちらから無料で1話だけ読めます↓

ゴールデンゴールド / 堀尾省太 - モーニング公式サイト - モアイ

 

ネタバレ・感想

どんな話かざっくりと説明すると、

主人公の女の子「早坂」が、偶然海辺で変な置物を拾います。

汚れたそれを磨いて、山の中の祠に置くと、突如「フクノカミ」(漫画の表紙にいる怖いもの…)が表れ、周囲にお金が集まり出す…。

みたいな感じです。

このフクノカミの見た目がとにかく不気味で怖いです。。

ですが、主人公の旅館に急に予約が入りだしたり、雑貨が売れ出したりと、フクノカミがいる周辺にはとにかくお金が集まってきます。

で、ありがたいなぁ…みたいな話になるのかと思いきや、

1巻の終わりから急に不穏な空気に。。

主人公のおばあちゃんが、古くからの友人の家を買って旅館の別館にすると言いだしたり、コンビニを建てよう、と言い出したり…。

あれ…。

このフクノカミ、幸せを運ぶのではなくて、とにかくお金を集めるだけで後はおかまいなし??

みたいなホラーな展開に…。

と言った感じで面白いです。

 

お金は人を幸せにするか?

を考えさせられました。

私の考えですが、お金は、したい生活をする分には欲しいですが、

必要以上には要らないとは思っています。

と言うのも、お金は幸せと直結はしないからだと思うんですね。

もちろん、ある程度の生活水準までは、お金は人を幸せにしてくれると思います。

 

ただ、お金を「大きく」稼ぐとなると、

どこか良心を削ってしまう部分もあるのではないかなと思うのです。

※例外はあると思います。好きなことで社会貢献性の高い仕事をしている人や、自社の商品を愛している人など。

どうしてかと言うと、会社は誰かに何かを売って商売をしている訳ですが、誰にとっても一番良いモノを売っている訳ではないんですね。

放っておいても売れないものや、他社比較して性能が劣るものを、一生懸命、会社の存続の為に売らなければいけない時もあります。

主に営業の方だとは思うのですが。

そこにはやっぱり大人の事情が多くあります。

お金だけが目的になってしまうと、その頻度が増えてしまう。

特に大きく稼ごうとすると、波風も立ってしまうものです。

 

お金持ちで精神を病んでしまう方が多いのは、そのためかなとも思います。

 

最近「5000兆円欲しい」が流行りましたが(笑)

そんなに使える訳もないですし、

本音は、生活に困らない分だけのお金が欲しい、

だけなのかもしれないですね。

 

フクノカミがお金を集めることで、繰り広げられる物語の中で、お金の良い面と悪い面の両方が上手く描かれているな~と思いました。