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【書評】『君のスキルは、お金になる』著者:千田琢哉

皆さんは自分が出来る当たり前の事を過小評価していないでしょうか?

もしかしたら、あなたが「当たり前」だと思っている技術は、他人にとってはすごいことであるかもしれません。

そうであるならお金を払ってでも、その技術を教えて欲しい人や、商品を買いたい人がいるはずです。

今回は、あなたが持っている価値あるスキルに気付かせてくれる本をご紹介します。

君のスキルは、お金になる

君のスキルは、お金になる

 

あなたの真の長所は、あなたが特に意識していなかったこと、意識していなかったのに周囲から評価されたことに潜んでいるものなのだ。

そして自分が特に意識していなかったのに周囲から評価されたことは、すでにあなたに備わっている”自分では当たり前と思っていること”なのだ。

あなたにすでに備わっている長所に気づき、それを武器に世間にアピールすることで、あなたに人とお金が集まってくるのだ。

人は何故か自分に元々備わっているものではなく、自分が足りていないものに価値を置いてしまいます。

なので、自分が普通に出来ていることに気付きにくいのです。

それに気付くためには本書のような本や、人に聞いた時に初めて知ることが出来るのかもしれません。

これは私の体験談ですが、私は大学時代ずっと絵を描くのが好きで、ヤングジャンプやサンデーなどの漫画のイラストを描いていました。

自分にとって絵を描くのは日常的なものでしたし、自分より上手い人は沢山いたので、それに価値を感じた事はありませんでした。

しかしある時、バイト先の先輩に、友人の結婚式用に似顔絵を書いて欲しいと言われたのです。

結婚する夫婦は漫画のワンピースが好きだから、ワンピースのキャラを周囲に描いて欲しいと言われました。

私は普段から絵を描いていたので、それはとても容易なお願いでした。

そして似顔絵をプレゼントすると、なんと先輩から料金として5000円を頂くことになりました。

※最初は貰うのを躊躇しましたが、結局頂くことになりました。

そこで初めて気付いたのですが、先輩にとっては、私が当然のように描いていた絵は価値のある事だったのです。

私は本書を読んだ時、その事を真っ先に思い出しました。

 

日本ではまだ少ないかもしれませんが、小さな起業をしている人は、そういった自分のスキルをお金に変えているのに成功しているのだと思います。

例えば元英会話スクールの講師が、英語の簡単な覚え方を教材にして販売したり、お菓子作りの得意な主婦が、アイシングクッキーの教室を運営したり。

自分では当たり前だと思っている事が、人に喜ばれる事である事も多いのです。

さらに人より得意な技術なので、努力も人より少なくても成果を出せるのです。

そうであるならば、自分にとってその技術は何なのか、探してみるのも良いと思います。

あなたが周囲に貢献出来る、得意なスキルは何でしょうか?

ぜひ本書でそのヒントを探して見て下さい。