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【書評】『仕事力をグーンと伸ばす 20代の教科書』 著者:千田琢哉

千田琢哉さんの新刊「仕事力をグーンと伸ばす20代の教科書」を読みました。

私は千田さんの出している本の9割、100冊以上を買って読んだほどの大ファンです。千田さんは仕事や人生についての著書が多く、数々の言葉に支えられてきました。

私が読書好きになったのも、間違いなく千田さんの影響です。。

仕事力をグ―ンと伸ばす20代の教科書

仕事力をグ―ンと伸ばす20代の教科書

 

千田さんの本では毎回気付きが得られますが、今回の本の中で特に気になったのは、「そこに愛はあるか」を考える。と言うことでした。

本音を口にしても許されてしまう人は、いざとなった時に覚悟がきまっているのだ。「世の中を良くしたい」「人を幸せにしたい」という愛がベースに横たわっており、そこから発せられる本音だったり厳しさだったりするのだ。

あなたも日常で相手に本音を伝えなければならないことがあるだろう。その場合にはいつもこう考えればいい。「そこに愛はあるのか」

元々、純粋な新社会人の頃はすごく意識していた事でしたが、

守るのが難しすぎて、挫折して忘れていた事だったので・・・今の自分にすごく響いたのだと思います。(ちょっと本の中身とはズレるかもですが…。)

愛とは、相手が喜ぶ事をしてあげたいと言う気持ちの事だと思います。
与える気持ち。キリストも隣人を愛せよと言っています。
やはり、与えられると嬉しいものですね。

で、それを実践していたのですが、世の中は
そういうことだけでは回っていない事を、社会人になり、知りました。

例えば、営業の仕事は正にそうだと思います。
自社の商品が他社のものと比べて一番良くなくても、買って貰わなければいけない時もあります。自分なら競合の商品を買うのに、、自分の給料の為にそれを人に薦める。

営業ならノルマがある場合もあります。
自分であれば買わないなと思う商品も、お得意様に沢山買って貰わなければいけない時があるかもしれません。自分の給料の為にお金を使って貰う。

また、これは実体験ですが飲食チェーンの店長の仕事で、上司から人件費削減でアルバイトの時間を減らせと言われた事があります。しかしアルバイト(特にフリーターや主婦の方)には生活がかかっている人もいます。でも、自分の給料の為にアルバイトの時間を減らした事もあります。

これらは、愛の無い行為かもしれません。

しかしこれを軽々しく批判できるでしょうか。

特に、守るべき家族がいるとしたら。
子供も生まれたばかりで、家のローンが20年残っていたとしたら。

愛の無い行為をしてしまうその人を攻めきれるでしょうか。

この理不尽だらけの世の中で、自分は愛のない人間だと傷ついていたら、やっていけない。だから「愛の無い行為をしている」と軽々しく断罪できる人は、世間知らずな幸せ者なのだと私は思います。

だから、私は色々と許せるようになりました。世の中はそういう部分もあるのだと。

だけど、、だからこそ、「そこに愛はあるのか」は忘れてはいけない言葉だと思いました。

 

千田さんの言いたい事と少し違ってしまったかな…。(;´ω`)

でも、すごく考えさせられる文章でした。