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【書評】『憂鬱くんとサキュバスさん』 さかめがね

今回は面白かった漫画の書評です。

『憂鬱くんとサキュバスさん』 は、仕事で鬱になって休職中の青年の元に、関西弁のサキュバス(淫魔)が現れ、精のエネルギーを頂く為に、青年の憂鬱を治し性欲を取り戻そうと色々世話を焼く…と言う感じのお話です。

憂鬱くんとサキュバスさん 1 (ヤングジャンプコミックス)

憂鬱くんとサキュバスさん 1 (ヤングジャンプコミックス)

 

WEBコミックとして無料でも公開されています。

★→憂鬱くんとサキュバスさん

(下ネタも多いので女性は多少注意?)

鬱になった人の気持ちがよく描かれているな、と思いました。というのも、重度のうつになると、食欲、性欲、興味が薄れてきます。これは、人間の本能で、自分の身を守るために、外に出なくてもいいように食欲、性欲、興味を消すようなプログラムがあるからそうです。

私も最近、仕事で少しうつっぽい状態が続いていますが、食欲や性欲や興味はそこまで減ってはいません。なので、どうやら軽度のようです。。

しかしこの憂鬱くんの気持ちはとてもよく分かります。

真面目で、人に弱音を吐けないので、どこまでも無理をしてしまいます。

周囲のせいにできないので、全て自分の責任のように感じてしまい、心が疲れてしまうんですね。

疲れていても、いい顔をしようとするから、余計疲れて、どこかで糸が切れてしまう。仕事をしなければいけないと思い込んでしまう。これがうつ病になりやすい人の特長なんだと思います。

 

しかし、このサキュバスが、とても世話焼きで良いです。ご飯を作ってあげたり、励ましたり、傍から見れば仲の良い夫婦にしか見えません。

うつ病の人に必要なのは、ズバリ、弱音を言える人だと思います。自分が人の悩みを聞くことはあるのに、自分が人に言ったら迷惑なのかな・・・とか考えてしまいます。

そして、いつか元気になるよと励ましてくれる人なら、素晴らしいと思います。

 

面白かったのでおすすめです。

★→憂鬱くんとサキュバスさん