この本、良かった。

読書好きサラリーマンが読んだ本の記録です。

『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』 森岡 毅

かなり熱い本です。おすすめです。

USJは一時期経営危機に陷っていましたが、劇的なV字回復、大成功をおさめることができました。そのたった1つの考え方の変化とはマーケティング思考に変えたことでした。

マーケティングとは、分かりやすく言えば「商品やサービスが売れる仕組み作り」の事です。良い物を作るだけで売れません。消費者に魅力的に伝える必要があります。

USJを劇的に回復させた森岡 毅さんは、マーケティングのプロフェッショナルです。この本では森岡さんのマーケティング思考を学ぶ事ができます。

そして正直、ここまで言ってしまっていいの?と思えるほどの情報量でした。

どうしてUSJのハロウィンイベントは大成功したのか?

それは偶然ではなく、マーケティングの力だったのです。この本では、マーケティングの基礎から深い部分まで、その強力さと、可能性の大きさを1冊で深く知ることが出来ると思います。

・会社がマーケティングに期待するのは、主に「トップライン(売上)」を伸ばすこと。

・マーティングは売上を伸ばすための会社の「頭脳」であり「心臓」である。

マーケティングの最初にすべき最重要な仕事は、「どう戦うか」の前に「どこで戦うか」を正しく見極めること。

・日本の多くの製造業が不振に陥っている原因は、技術志向に偏りすぎ、マーケティングを軽視してきたことにある。

・日本企業の多くのマーケティング部は、マーケティングを知らないし、マーケティングをしていない。

マーケティングは「売れるようにする=売れる仕組みを作る」こと。

日本では、良いものを作れば売れる、という風潮が強い国だと思います。

しかし魅力を伝える努力をしなければ売れません。魅力的な商品を、欲しい人と結びつける活動がマーケティングなのです。

よく言われているのが、失敗する商売は「こんなに良い物が出来た」から始まる商売で、成功する商売は「こんなに欲しい人が沢山いる」から始まる商売だそうです。

欲しい人(マーケット)がある状態で、それにピッタリあった商品を作り、宣伝する。

良い物を作るのはもちろん大事ですが、それが欲しい人がいるかどうかは、もっと大事と言うことですね。

・消費者インサイトとは、消費者の深層心理に隠された真実のこと。それを指摘することで消費者の認識や感情を大きく動かし、購買意欲を掻き立てることができる。

私達は、何か行動する時、自分でも分からない理由がある時があります。その隠れた理由をインサイトと言います。

それは人間の本能から来るものです。例えば、優位に立ちたい気持ち、素敵な異性と付き合いたい気持ち、不安から回避したい気持ちなど・・・。

人は感情で動く事が多いです。マーケティングを行う上では、それらの感情を無視することはできません。インサイトを見抜き、上手にアプローチすることで、マーケティングの成否が分かれます。

 

私は経営コンサルタントが著者の本が好きでよく読んでいたので、よくマーケティングという言葉を目にしていました。経営をする上でマーケティングの思考は不可欠です。

優秀なマーケターがいるだけで、会社の売上が上がっていくことは、珍しくないと思います。

また、マーケティングを学んでから、世の中の色々な事が分かってきたのを覚えています。街中でのティッシュ配りや、初回無料のサンプル品配りを、どうして赤字を出してまで行うのか?など、色々な事が見えてきます。

会社の売上は、新規とリピートで成り立っている事など。マーケティングはかなり面白いです。

この本はマーケティング入門としてはもちろん、深く学びたい方にもおすすめの1冊です。これが1400円は安すぎますね・・・。

 

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門