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【書評】『「仕事ができるやつ」になる最短の道』 安達裕哉

私がこの本に出会ったのは、ネットで著者が書いたビジネス系の記事を読んだのがきっかけでした。

ビジネス系の記事はネットに多くありますが、安達裕哉さんの本質を突いたような記事は、少し怖いくらい的確に感じました。

卓上の空論ではなく、経営コンサルティングの実践の中で磨かれた現場の空気を文章に感じます。

こんな上司がいたら、厳しそうだけど鍛えられそうで嬉しいだろうな…みたいな。そんな風に本書を読んでいました。

本書では安達さんが考える、「仕事ができるやつ」になる為の、様々な考え方が紹介されています。

ただ、私が感じたのは良い意味で、この本は教科書的ではないと言う事でした。新社会人が読んだら少しびっくりしてしまうかもしれないですね・・・。

角度を変えた視点での鋭い内容が、面白いのです。

 

「自分から動ける人」と、「自分勝手に仕事を進めてしまう人」との微妙な差

自分から動き、変化を起こすには、

・自分自身の権限を知ること、すなわち「会社のルール」を熟知すること。公式のルール、暗黙のルールを含め、誰に情報を持たせるかを考えること。

・保守的な人物への配慮を怠らないこと。ルールを守っていても反感を持たれるケースは多い。したがって、保守的な人物に対する感情面のケア、付き合いなどを利用すること。

 この2点をキッチリ押さえることに尽きる。

人は感情で動きますから、いくら公式のルールであっていたとしても、感情を無視されたのであれば、反感を持たれてしまう事も多いです。

特に保守的な人は、ルールを確実に守る面では信頼出来ますが、逆にルールから少し外れるような例外を受け入れられないような、融通が利かない面もどうしてもあります。

そういった人への配慮は大切ですね。

「会社に不満があるなら、まず自分を変えなさい」はほんとうか?

これはよく言われる話である。たしかに正しいときも多い。しかし常に正しいわけではなさそうである。

なにごとも、楽しくやれなければ長続きしないし、一流になるには、楽しいだけではなく血のにじむような努力が必要だ。

よく、まずは3年続けてみる方が良いと言う事を言われていますね。

ですが、私は環境によっては3年続ける必要はないと思っています。その環境が自分の将来の夢に繋がっていればいいですが、ただ何も考えず無駄に過ごすのでは時間が勿体無い。

また、生きる力がなくなるような会社もあります。仕事が人生ではなく、人生の中に仕事があると言う事を忘れてはいけません。