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【書評】『プロフェッショナルの原点』 P.F.ドラッカー+ジョゼフ・A・マチャレロ 著 上田惇生 訳

ドラッカーの言葉は、仕事で成果を出す為の、数々の気付きを教えてくれます。

ドラッカー関連の本は数多く出版されていますが、この『プロフェッショナルの原点』は、ドラッガーの著書の中から良い言葉を95項目選び、分かりやすくまとめてあります。

目次から気になった言葉だけを探し、拾い読みをする事も出来るので、自分が今仕事で課題を抱えているとしたら、そのヒントをすぐに探す事が出来るかもしれません。

プロフェッショナルの原点

プロフェッショナルの原点

 

ドラッカーの言葉は、何度読みなおしても心に響きます。それはおそらく、成果を上げ続けると言う、努力や向上心を常に持つ事が前提としてある為です。

成果を上げるためには、終わりなき向上心を持つ意識が必要だと言う事が、伝わってきます。

・意思決定については常に全体の成果を考える。トップのように考える。

・常に成果に集中する。

・成果をあげる能力を早く身に着ける。

・時間が制約であることを意識して毎日を送る。

・常に、人に任せられる仕事を列挙していく。

・時間とエネルギーを貢献のために使う。

・あらゆる活動において、貢献することに集中する。

・人事においては強みに注目し、それが必要な強みであることを確認する。

・人事では弱みに気をとられない。

・仕事が重要なとき、自らを重要と感じる。

 このようなドラッカーの言葉が続きます。

何も考えず仕事をしていると、ついこの逆をやってしまう事もしばしばあるかもしれませんね…。

 

成果をあげる能力は修得できる。

 また、私が好きなドラッカーの言葉の一つに、「成果をあげる能力は修得できる」というものがあります。

成果をあげる能力は使うことによって磨かれ、修得できるようになるとの事。何か特別な能力が必要なのではなく、時間、貢献できること、自分の強み、集中、などを意識し、行動を改良していくことで、誰でも成果をあげることができるようになるというのは、確かに納得できそうです。

また、社会の為に、成果をあげる能力は身に付けなければいけないとまで、ドラッカーは言っています。それは社会発展や、経済社会を生産的にするからだそうです。

老若男女問わず、ドラッカーの言葉は仕事をする人全てに響きそうです。