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書評、漫画、ゲーム、音楽、グルメ等を書いたりする何でもありな雑記ブログです。

【書評】『1億円儲かる!マンガ起業入門』著者:竹内謙礼

主にネットでの起業を考えている方は、この方の本を読んでおいて損はないと思います!

それが経営コンサルタントの竹内謙礼さんです。竹内さんは元々ネットショップを運営されており、沢山の実績を上げられてきた方です。

もともと私は小さなネット通販の会社に勤めていたので、竹内さんの出した本を片っ端から読みまくっていました。

竹内さんからは商売の基本である集客や販売はもちろんですが、元ネットショップ運営者らしく、SEO対策や広告運用、商品のキャッチコピーの付け方などの、ネットビジネスの豊富な情報を学ばせて頂いたと思います。

もしネットビジネスで小さな会社を作りたいと言う方は、竹内さんの本を読んでおくと良いと思います。

中でも分かりやすく読みやすいのは、こちらの漫画で描かれた本でした。

1億円儲かる!マンガ起業入門

1億円儲かる!マンガ起業入門

 

起業は決して楽ではありませんが、やりがいと楽しさはあると思います。

そういったワクワクした感じを受ける本でした!

巻末の袋綴じには、小資本で出来る起業プランの案が書かれています。

そのプランは今でも全然通用する内容のものでした・・・!

(内容はネタバレになってしまうので書けませんが・・・)

自分が大したことないのだと思っていることでも、他の人にとってはすごく価値がある事だったりします。

ほんの小さなアイデアと商品、そしてインターネットがあれば、1億円稼ぐのも全然夢ではないと思える本でした。

【書評】『幸せになる勇気』著者:岸見一郎,古賀史健

アドラー心理学について分かりやすく書かれている「幸せになる勇気」が面白かったです!

本当に幸せになる為のコツが書いてあったし、「あぁ幸せってこういう気分なのかな」と言うことが分かった気がします。

幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

 

競争社会にどっぷり浸かっていると、アドラーの言っている事が分かりにくいと思います。

常に人と比較して生きなければいけないので、誰かと付き合うのはその人の良さに惹かれていたり楽しいからではなくて、自分のステータスの為であったり、自分の利益の為であったり・・・。

そういった気持ちも分かるのですが、それが強すぎると幸せを感じれないかもしれません。

それだと誰かに優越している時だけが幸せで、それ以外のときはビクビクしていないといけませんからね。。

 

アドラーが言う幸せになるためのコツとは、

「比べないこと」

「わたしはわたし、あなたはあなた。ということを認め合う。」

「愛されたいなら、自分から愛を与える。」

こういった考え方です。競争するのではなく、共存共栄や調和の考え方ですね。

私は、かなりの田舎出身ですが、田舎の人はそういった幸せそうな人が多いように感じます。

決して裕福ではないんですよ。田舎の方にいくと電車は1時間に1本が普通ですし、遊ぶ所や買い物が出来る場所もほぼ決まっています。

ですが地域や集落の繋がりであったり、お互いがお互いを助け合ったりというような共存共栄の意識は、無意識かもしれませんが強かったのではないかと思います。

贅沢はほとんどないですが、その繋がりによって得られる幸福感が大きかったのではないかと思います!

こう言ってはなんですが・・・見た目も気にしてなくて、お金もないんだけど、友達が多くてすっごい幸せそうに生きている人もいるんですよ。

彼らは本当に幸せなんだと思います。

 

幸せになる勇気とは、周囲の目を気にするのではなくて、まずは自分で自分を認めてあげることではないかと思います。

自分は自分で良いんだという感覚が、まずは大事です。

すると自分に自信が持ててくるので、少しずつ幸せな気持ちになれますし、今度は他人にそれを与える事によってもっと幸せになれます。

 

ただ、この本のタイトルにもなっている通りそれには「勇気」が要ります。

社会に出ると、どこにでも多少は比較や競争はありますからね・・・。

その現実を知った上で、幸せになるための生き方をしていこうというのが、この本から教わった事でした。

【書評】『生きる場所を、もう一度選ぶ』著書:小林奈穂子

人生は一度きりです。

だからこそ、自分が生きたいように生きるのは素晴らしいことではないでしょうか。

・・・もちろんいい歳をして仕事をしないニートはよくありません。

ただ、自分の長所を生かして仕事をして、周囲に貢献し、生きたいように生きると言うのは、人生で最高の贅沢のような気がします。

敷かれたレールの上を走る人生も良いと思いますが、ちゃんと最後まで上手く走れる人は多くはないかもしれません。

むしろ人生は山あり谷ありで、何が起きるか分かりません。

人生塞翁が馬です。

そういった時に、思い切って敷かれたレールの上ではなく、自分のやりたい事に挑戦してみるなど、生きる場所をもう一度選ぶことを始める選択肢もいいと思います。

この本は、そういった生き方をしている人達のリアルな声を知ることができました!

生きる場所を、もう一度選ぶ 移住した23人の選択(しごとのわ)

生きる場所を、もう一度選ぶ 移住した23人の選択(しごとのわ)

 

私が読んだ感想は、、皆さんイキイキとしていて楽しそう!と言うことでした。

お菓子の通販をしながら人気ブロガーになって生計を立てている方や、

脱サラして人気カフェを営んでいる方など・・・。

自分がやりたい事を探し続けた結果、自分にしかできない仕事にたどり着いたような感じを受けました。

こんな人生、楽しそうですねぇ。

あこがれます!

【書評】『京セラフィロソフィ』 著書:稲盛和夫

ここ最近、稲盛和夫さんの『京セラフィロソフィ』を読んでいました。

京セラフィロソフィ

京セラフィロソフィ

 

 稲盛和夫さんの経営哲学は、根強い人気があります。

特徴を一言で言うなら「正しい生き方」をする事で経営が上手くいくということではないでしょうか。

・謙虚になる

・感謝をする

・真面目に一生懸命に仕事に打ち込む

・仕事を好きになる

・利他の心を持つ

・公明正大にする

・売上を極大に。経費を最小に。

などなど・・・このような哲学が続きます。

なんと言うか、かなり真面目です。

でも良いことが書いてあります。

確かに、こんな考えを持つ会社は世の中に良いサービスや商品を届けてくれそうですね。

私も見習わないといけないです。

壁にぶつかって、悩んでいる時に、本が読みたくなる。

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人それぞれ本を読む理由は違って良いと思うのですが、

私は壁にぶつかって、悩んでいる人にこそ、本を読んで貰いたいです。

というのも、本を読むことで、

過去に自分と同じ悩みを持っていた、共感できる人を見つけて安心する事ができ、

時には解決方法のヒントを知ることができるからです。

 

理想と現実が離れているほど、人は悩みます。

その悩みの対処方法としては、

「理想に現実を追いつかせようとする。」

と言う事だと思うのですが、

 

その為には「心の安心」と「具体的な解決方法のヒント」があれば、

より追いつくのが早くなると思います。

 

本には、過去に自分と同じ悩みを持っていた人がいて、

それを物理的に、もしくは、精神的に乗り越えたようなエピソードがあります。

悩みに対する引き出しが1つ増えることになります。

 

「こんな悩みを持つ人は自分だけかもしれない・・・」と思うから辛いのだと思います。

過去に同じ悩みを持っていた人は、高確率で見つかるので、その時点で結構救われます。

 

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選ぶ本は、ビジネス本でも、小説でも漫画でも良いのですが、

悩みを解決をしたい場合は、リアリティが高めの内容の方が良いです。

というのも、自然界は弱肉強食で適者生存。人にはわがままな自我(エゴ)があります。

リアリティが少ない本は、それが割合はどうであれバランスがおかしいので、楽しい事ばかりの理想的で綺麗な物語も多く、面白いのですが、それだと現実に戻る時に余計に辛くなります。

(息抜きにはいいと思います。私も大好きです。)

 

最近では、本のタイトルも、悩んでいる人が気になるようなタイトルを付けてくれている本も多いので、本屋やアマゾンなどで本を探す時、自分が気になったタイトルの本があったら、そのまま試し読みしてみるのが良いと思います。

数ページ試し読みをしてみて面白かったら、きっとそれは今の自分に合っている本なので、買って熟読するのが良いと思います。

悩みが深いほど、読み込むことができ、壁を乗り越えるヒントや悩みの解決方法が見つかるはずです。

 

それは、自分が成長している最中であって、逆に言えば、悩んでいる時にしか、読めない本があると言えるかもしれないですね。

【書評】『銭ゲバ』著者:ジョージ秋山

久々に脳裏に焼き付いて離れない本に出会いました。

ジョージ秋山さんの『銭ゲバ』です。1970年代に発表された作品です。

銭ゲバ(上) (幻冬舎文庫)

銭ゲバ(上) (幻冬舎文庫)

 

銭の為なら何でもする主人公・蒲郡風太郎(がまごおりふうたろう)は、小さい頃にお金が無かった為に母親を死なせてしまった事から、世の中銭が全てだと言う価値観の元に、倫理観を無視してお金を集めまくります。

オブラートに包んだ表現ではなく、金の為にどんどん人の命が亡くなっていくので、かなり衝撃を受けます。善悪を問うような、文学作品のようでした。理性を失った人間の汚い部分をここまでリアルに描いている漫画は衝撃的でした。

ただの金の亡者の漫画であれば、ドラマやファンタジーなのでしょう。しかしこの漫画はそこが見所ではありません。

銭ゲバ風太郎は、銭の為に滅茶苦茶しますが、度々倫理観に苦しみ続けます。「こんな風に生まれたくて生まれた訳じゃない」と言っていますし、自身の事をどぶねずみだとも言っています。また、小さい頃は優しい少年でした。

そういった所に現代の資本主義のリアリティを感じる作品です。

【書評】『火花』著者:又吉直樹

芥川賞を受賞された又吉直樹さんの『火花』を読みました。

私はほとんど小説を読んだ事がなかったので、この作品が文学としてどう評価したら良いのかなどは全然分かりませんが、読んだ感想としては、かなり面白かったと思います。

火花

火花

 

純粋に漫才を愛する、師弟関係の漫才師の二人(コンビは別)を通して、日々、起きる葛藤に、とてもリアリティを感じました。

私が印象的だったシーンをいくつかご紹介します。

シーン1:主人公の漫才の師匠である神谷が、ネットで悪口を書かれることについて語ったシーン。

ネットでな、他人のこと人間の屑みたいに書く奴いっぱいおるやん。作品とか発言に対する正当な批評やったら、しゃあないやん。それでも食らったらしんどいけどな。その矛先が自分に向けられたら痛いよな。まだ殴られたほうがましやん。

~中略~

だけどな、それがそいつの、その夜、生き延びるための唯一の方法なんやったら、やったらいいと思うねん。俺の人格も人間性も否定して侵害したらいいと思うねん。きついけど、耐えるわ。

~中略~

人を傷つける行為ってな、一瞬は溜飲が下がるねん。でも、一瞬だけやねん。そこに安住している間は、自分の状況はいいように変化することはないやん。他を落とすことによって、今の自分で安心するという、やり方やからな。その間、ずっと自分が成長する機会を失い続けてると思うねん。

これは真理かもしれません。私もよく考える事があるのですが、私達はとにかく誰かに承認されたい。だから、ほとんど無意識に自分の価値を高めることを行っているのだと思います。

実際に実力を付けるのが良いと言うのは誰もが分かっている事だとは思いますが、自信がない時は、つい手軽に誰かへの批判をしてしまいたい気持ちになる。それは偉い人や有名人であるほど良い。言うまでもなく下劣な行為です。相対的に自分の価値が上がったと錯覚しているだけです。

でも、その気持ちも、分かるのです。生きていれば自信を喪失して誰かに八つ当たりしたくなる日もあるもの。神谷は、その人が、その夜生き延びる為の唯一の方法であるなら構わないという独自の考えを持っていました。

 

シーン2:神谷を養ってくれていた居候先の真樹(実は風俗で働いていた)が、神谷と別れ、風俗で出会った男性と両思いになり新しい道を進むシーン。

それから、真樹さんとは何年も会うことはなかった。その後、一度だけ井の頭公園で真樹さんが少年と手をつなぎ歩いているのを見た。僕は思わず隠れてしまった。真樹さんは少しふっくらしていたが、当時の面影を十分に残していて本当に美しかった。圧倒的な笑顔を、皆を幸せにする笑顔を浮かべていて、本当に美しかった。

~中略~

誰が何と言おうと、僕は真樹さんの人生を肯定する。僕のような男に、何かを決定する権限などないのだけど、これだけは、認めて欲しい。真樹さんの人生は美しい。あの頃、満身創痍で泥だらけだった僕達に対して、やっぱり満身創痍で、全力で微笑んでくれた。そんな真樹さんから美しさを剥がせる者は絶対にいない。真樹さんに手を引かれる、あの少年は世界で最も幸せになる。真樹さんの笑顔を一番近くで見続けられるのだから。

人としての美しさや価値とは何でしょうか。現代は、年収や地位などが重視されすぎてはいませんでしょうか?職業で人の価値が決まってしまうのでしょうか。

どんな職業でも、人としての価値が高い人と、そうではない人がいると思います。

確かに現代では風俗嬢のイメージは良いものではありませんが、それでも主人公が、人としての心の優しさを持った真樹さんの人生を肯定するシーンはとても良かったです。

 

『火花』には、理不尽な世の中にある、純粋で優しい世界観を感じました。読みやすく、おすすめです。